Natalia Works

タペストリー

　古きヨーロッパの城館の壁面を飾ってきた、伝説上の動物を狩る情景や名門の紳士達の姿が描かれた、中世のタペストリーの淡い落ち着いた色を思い浮かべる。複雑で手間のかかる手法ゆえ、タペストリーは裕福な家にのみ許された財産であり、タペストリーの耐久性、不朽の美しさ、ぬくもりが長い間にわたりその家庭ならではの雰囲気を演出してきたのである。現在、タペストリーはホテルやレストラン、個人の邸宅といった様々な建築物のインテリアの一部を成している。その丈夫さや素材のぬくもり、一つとして同じもののない個性が、現代の科学技術を駆使した建築に芸術的な側面をもたらす。優美で、伝統ある独特の雰囲気を添えている

キルト、アプリケ、オブジェ

緞帳（どんちょう）